星くずの叡智 森のささやき

元ドイツ在住キャリアカウンセラーの日記

それでキミは、どこまでやり抜いたんだい?

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目醒めとは、ある意味これまでの自分の限界を超えていくことです。
世間の求める方角に、ではなく、魂の求める方角に向かって。
 
一般的にこれまでの時代、何かの道を極めてきた人、何かを納得いくまでやりきった人、自分なりに一所懸命自分の人生を生きてきた人というのは、その体験を通して非常に精神力が磨かれています。
それは「道を極める」「一所懸命」というのは、ある意味自分の限界への挑戦だからです。自分(自我)を超えられない葛藤=数多くの自分の弱さと向き合ってきた体験が人を強くするのです。
出した結果ではなく、何かを本当に自分の納得いくまでやり抜くこと、それが魂を真に成長させるプロセスなのです。

地の時代から風の時代へ、というのは、その「やり抜き方」を「1つの目標に向かって努力と根性で突破する」のではなく「本質(方角)を見失うことなく、より軽やかに自由に突破せよ」ということに他なりません。

わたしはスピリチュアルってご都合主義ではないように感じているのです。
それは、道を極めた先にある本質的な精神性だけを取り出して語った「在り方」であり、今の自分が「弱さと向き合うことなく成功できる方法(How to)」では、決してないんじゃないのかな?

「在り方」を体現するには、必ず「自分」という「道」が必要です。
それは地の時代も同じだったはず。そうした意味で、過去の時代を自分に悔いなく生き抜いた人ほど、新しい時代への生き方の移行が早いようにも感じています。もう、古い自分に未練はないからです。
 
目醒めの速度の違いというのは、そうした魂の経験値の違いなのかもしれません。
自分の弱さや感情と向き合う体験を積んできた人は、非常にそれに慣れているのです。そしてきっと、これまでの魂の経験が本質的にこう語りかけるでしょう。
「これがお前の限界なのか?」と。
 
限界を超えていくことは、これまで自分が使ってきた制約から自由になっていくことです。逃げることでも、戦うことでも、目標値を超えることでもありません。
目標ですら、自分で作ったものに過ぎなかったはず。あなたはなぜ、それを定めたのでしょうか。その真意を思い出してください。そしてそれは、あなたの魂のどんな望みに由来していたのでしょうか。わたしたちは、1つの価値観に縛られていた自分自身から自由になり、自らの真の望みを思い出していくのです。
 
オールドソウルの皆さん。
あなたは過去の人生で多くの葛藤を経験し、それらを見事に乗り越えてきました。
魂はすべて憶えています。だから、あなたの本当にできることと、できないことを知っているのです。そして、過去生で乗り越えられなかった課題も憶えています。
 
魂の道を歩むために必要なものは全て用意されます。でも、あなたが真の力を発揮するために妨げとなるものは決して与えられないでしょう。
我々の望みは、数多くの経験を通して本当の自分を思い出していくことであり、ただ楽をしてのうのうと生き延びることではなかったはずですから。
 

あなたは今何を望み、魂は今、何と語りかけているでしょうか。



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