我慢の限界?

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ドイツのデュッセルドルフに『Heinemann』(ハイネマン)というとーってもおいしい洋菓子屋さん(Konditorei)があるんです。名物はシャンパントリュフというシャンパン風味のチョコレート。
 
どのくらい美味しいのかというと、まだドイツで会社員をしていた頃、普段美味しいものばかり食べているであろうフランスのパリ事務所の人たちにお土産に持っていったところ、あまりの美味しさに翌週ドイツ事務所に驚愕の電話がかかってきたくらい。「何このチョコレート!?ドイツやるじゃん!!」

もし今度、また東京でセミナーを主宰することがあればみなさんにもお土産に持っていきます(^ ^)

さて、そんな『Heinemann』のホットチョコレートがとても美味しくて、たまーに飲みたくなるのです。濃厚なので1年か半年に1回くらいですけどね。
でも以前ケーキを見に立ち寄った時はホットチョコレートを販売している様子はなかったので、今日は道すがら店員さんに聞いてみたところ、やっぱり(コロナ規制で)キッチンが閉まっているので今はコーヒーしか持ち帰りできないとのこと。
じゃあそれは、また次回の楽しみにとっておこうかな(^ ^)と思い、何気なく「次を楽しみにしてるね」と伝えたところ、お店の方がちょっぴり怒っていました。
 
「10月の終わりからもう半年ですよ!もう4月の終わりなのに、半年もロックダウン。正気の沙汰じゃないわ!!」
  
Wahnsinn(ヴァーンジン・狂気の沙汰)というドイツ語、久しぶりに聞きました。
「うんうん、良い1日を☆」となだめていたら、ハッと我に返り「プラリネでもどう?」とチョコレートをプレゼントしてくれました。
 
確かに「いつか元に戻る」というマインドだと、今の状況は我慢大会になってしまうのかもしれません。むしろ「きっとこれからも色々変わるんだろうし、今を楽しもう☆」「この新しい状況で何をしようかな?」という受けとめ方が、フレキシブルで新しいアイディアを教えてくれそうですね。
 
わたしは先のことをあまり考えないタイプなのですが、それは魂の本音は「今ここ」にしかないし、いつも「今ここ」に意識を向けていると先を考える瞬間が少なくなるからです。未来は意識が今ここにある時なんとなくわかることがあります。流れを遠くまで見通せるようになる感じです。
 
最近感じることは、今まで気づかなかったけど、自分はすごく恵まれていたんだな〜ということです。
春先はよくライン川の船のレストランに夕日を見に行きました。夏は日没が22時くらいになってしまうので、夕日を見ながら食事をとるにはこの季節がぴったりなのです。あの景色は贅沢だったな〜とか。(窓からの夕日もまた違った贅沢ですが)
あとオーケストラみたいに沢山の人が集まって一緒に音楽をすることって、実はすごいことだったんだな〜とか。
できなくなって初めて、すごいことだったんだな、とわかることってありますよね。誰かがいなくなって初めて、大切な人だったのだ、とわかるように。

そんな今日の日記でした(^ ^)


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