想像してみて

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オレンジ色の夕日と変わりゆく空の色を見たり、街灯に灯がともる景色を見ると、時々無性に幸せを感じることがあります。
理由はよくわかりません。魂はこれまで沢山のことを経験し、昔もどこか遠い国でそんな景色を見ていたから幸せを感じるのかな、と思ったりします。
 
以前講座で「幸せを感じられない。今の会社、日常生活にまったく嬉しいことはないから」と話してくれた受講生に「想像してみて。もしもあなたが第二次世界大戦に招集されて、生死の境からやっとのことでお家に帰ってきた兵士だったとしたら...」と、話したことがありましたが、幸せの感度はたぶん感受性、そして想像力次第なのかもしれません。
ワークの答は「きっと呼吸するだけ、生きているだけで幸せ」。
言葉ではなく、実際に想像してみてください。あなたは、どう感じますか?
  

小さい頃のわたしの夢は小説家か天文学者になることでした。
今思うとそれは、どこかの時代で既に経験したことだったのかもしれませんが。

小説を書き始めた頃にわたしを励ましてくれた思いは「どんな感情、どんな経験も、いずれ全ては創作の糧になる」ということ。そう思うと、臨場感いっぱいに描けるよう、ネガティブな感情もしっかりと味わっておこうという変な意気込みが生まれました。
でも人生って、本当はそういうものなのかもしれません。
 
もしも呼吸するだけで幸せを感じる人と、そうでない人がいるとしたら。
不幸を経験した回数が多いのはきっと前者だけど、本当に幸せな人もやっぱり前者なのではないかと感じるからです。
不幸を体験しないことは、同時にまた、幸せを想像できないことを意味しているのでしょう。いろんな思いを沢山、思いきり味わってあげることで、人の心はみずみずしく豊かに育っていくのです。
わたしが今、幸せを感じられることは、過去に何人もの人が一生懸命生きてきた結果なんだとしたら、全ての過去生に感謝したいと思いました。
 

そういえば学生時代、一人になれる時間がほしい、何も考えず、ただ移りゆく自然を眺めて創作に没頭できる時間がほしいと感じてました。
わたしの夢は、ちゃんと叶っていたのだな、と感じた夕べでした。


▼ 自分の本当の気持ちを見つけたい時は