あなたの意識は内向き?外向き?

新学期がスタートして、街中のお店やカフェでも新しいスタッフさんが目につくようになりました。

わたしもコンビニで働き始めた当初「あれ、新人さん?大変だね、がんばって」とお客さんに声をかけてもらいましたが、やっぱり新しい方ってわかりますよね。
 
それは動作や気配りがちょっと「ぎこちなく」「その場にはまりきっていない」ように感じられるから、なのですが、その本質的な理由は、新しくジョインした空間(場所)においては、どうしても意識が外向きになりやすいからだと感じています。

「どうしたらいいのか」「どうすべきか」答を外に求めてしまうから、ともいえるでしょう。

日本に戻って来た当初、わたしが「自分とつながれない」と感じるようになったのも、基本的に外に答えを求めてしまったから、つまり「こういう時、日本においてはどうすべきなのだろう?」と考えるようになってしまったからだと思います。

わたしにとって、ドイツという国は意識の内にありましたが、日本という国はまだ意識の外にあったのだと思います。

考えれば考えるほど、人は「今ここの本音」という自己の本質から遠ざっていきます。

すると「こうしたいな」とか「こうすることがわたしにとっては自然」といった、自分にとっての真ん中が、どんどんわからなくなっていくのです。
 
基本的に外の空間には様々な人の想念や思いが飛び交っていますから、自分軸がズレると、そうしたものに惑わされ自身の内側が混乱してしまったり、迷走しやすいといったこともあるでしょう。
そのブレが周囲には「ぎこちなさ」として現れやすいのだと思います。

とはいえ、新しいことに挑戦することは、ある意味、新しい意識回路を開通させ、新しい自分自身を創造するチャンスでもあります。
 
失敗を恐れず、体験を通して自分と一致すること、自分自身の意識を内側に向けることだけに集中していくことで、自分軸は太く大きく育っていくことでしょう。