現実がうまくいかない時、試してみていただきたいメソッドがあります。
それは自分自身のことを
「いるべきところで、やるべきことをやっている」と観測してみること。
なぜなら、あなたという意識の観測したことは起こってくるからです。
よく、現実がうまくいかない時ほど判断せず、あるがままに受け入れることが大切、といわれる理由はここにあるのだな、と感じていました。
それは、あなたという意識体が現状を「あるがままでいいのだ」と観測してしまうと、あるがままでいい状況がやがて起こってきてしまうからです。
現実創造には2つのケースがあり、
✔︎ 自分とつながり受けとったインスピレーションを形にしていくことが男性的な現実創造だとすると
✔︎ 今ある現実の観測結果を変えてその形を変容させていくことが女性的な現実創造だといえるでしょう
(後者はおそらく、現実を構成している光の量子があなたという意識体の観測結果によってその形を変えるのです)
今おかれた環境が不本意であったり、違和感を感じていたり、何もやっていなかったとしても、あなたが先に「いるべきところで、やるべきことをやっている」と観測してしまえば、それはやがて起こって来てしまうのです。
なぜならあなたの意識は、創造主だから。
まず今の環境であなたという個人が「やるべきことをやる」ようになるでしょう。
その結果、「自分はいるべきところにいるな」と、感じるようになるかもしれません。
そしてそのステージをクリアすると、やがてあなたはもっと「いるべきところで、やるべきことをやる」ようになる、どうもこういうカラクリみたいなんですね。
ここに書かれていることは、これまでの考え方とは真逆です。
あなた個人が行動を起こして現実を変えるのではなく、あなたの意識体の観測結果を変えた結果、動かずして現実の方に変わってもらうのです。ぜひ、お試しあれ。
ただし、ここでいう「観測結果を変えること」とは、本当はそう思っていないのにそう思い込もうとする、いわゆる小手先のテクニックではありませんので、そこだけはお気をつけください。
もし「いるべきところで、やるべきことをやっている」なんて、とてもそんなことは思えない、と感じる時は、そう思い込もうとする代わりに、まずはその感覚に素直になってみてください。
わたしも日本に戻って来てしばらくは「どうしてわたしはここにいるのかしら」と時々感じていましたからよくわかります。なんだか「いるべき場所にいない」ような感覚がしていたのですね。
そんな時は、今ある現実の中にどっぷり使っている時で、個人的な思い込みがちょっと意識の変容を邪魔をしている時なのです。
あなたが最初にすべきことは、今おかれた場所でまず、やりたいことをやり、云いたいことをきちんと伝えることです。もう何も我慢をしない、いわゆる男性性の確立が先なのです。
例えばわたしの場合、お金がない(=自活していない)ことは、まるで社会的人権がないことのようにどこかで感じていたようです。
そのため、当初は色々な自分の感性に蓋をしていましたし、仮にお金があったとしても、お金のない人のことをどこかでそう思っていた(=無意識にそういう世界を自分で創造していた)に違いありません。
でも、それは違いますよね。
それはあくまでこの世界の価値観であって、わたしたちはどんな状況に置かれても1つの魂として自立した意識体です。まずはそのことをはっきりと自覚することです。
(この世の価値観に支配されていない子供の意識体は、経済的に自立していなくてもいいたいことをはっきり云っていて、さすが、と思いました)
個人としての自分軸が立ち上がった後は、意識体として観測結果を変えていくことができると思います。