星くずの叡智 森のささやき

元ドイツ在住キャリアカウンセラーの日記

そういえば順番逆だった件

いわゆる「いつか準備が整ったらやりたいことをやる」というのは、目覚めのスタンスからいうとちょっとズレていることが多い、というか本末転倒なのだな、ということが最近わかってきました。

目的が「現実をうまく行かせること」なのであれば、やりたいことに着手する前にあれこれを片付けてから、あるいはあれこれの資格をとったり、準備を整えてから、となるわけですが、もしも目的が「目覚めていくこと」なのであれば全く話は別で、その場合は、常に今しかないわけです。

つまり「今」やりたいのであれば「今」がそれをやるべき時なのであり、「準備の整ったいつか」にやるべきことはまた別にあるということです。

目覚めていく時、わたしたちは制限意識を外すことなります。

やりたいことに着手し始めると、だいたい色んなブロックが浮上してきます。
こんなことできるんだろうか、とか、わたしにそんな資格あるんだろうか、とか、自意識とよばれるものが刺激されて、自分の内側からむくむくと色々な思いが湧き上がってくるわけです。

で、それを外すために(=目覚めていくために)やりたいことをやるわけですよね?

制限さえかけなければ、全ては自然と上手く行くようになっているのであり、やりたいことをやって「ぎゃー、やってしまった」とか「まずったかも」とか「やっぱりできるわけない!」とかそういう思いが浮上してきたら、それこそが、夢が勝手に実現しないよう自分で自分自身にかけていたブロックだったりするわけです。

なので、現実をうまく行かせるため、ではなく、目覚めていくためにやりたいことをやるのであれば、今やりたいことは、今やるべきこと。
そこに「今」外すべきブロックがあり、それを外せば人生の別の扉が開くよ=新しいことが起こってくるよ、ということになってきます。

実は「森のオーケストラ」のビジョンを、わたしはドイツを離れる少し前から受け取っていました。
受けとって「ほうほう、素敵だな〜」と思う一方、日本に戻ってきてすっかりそれを忘れていたのは「素敵だけど、そんなのお金にならないし(切実)、まずは生活の基盤を整えてからね」なんて現実思考がブロックしていたから。
いや、フツーに考えたらそうですよね?🤣 それが常識人(=絵本の中の人間)の発想というもの。

それが、6月終わりになってふとこう思ったわけです。
 
「もしかしてこれ、順番逆だ」

魂としては、その大きなビジョンを叶えるためにわたしを日本に戻したのであり、それをまっすぐ受けとめFollow your Heartしていくキミの勇気があるのなら、それに必要なもの(お金や人脈)は全て手配してあげよう、ってことなんじゃないの?と。
 
だって今、わたしの本当にやりたいこと、別に仕事=お金を稼ぐことじゃないでしょ?なんかもうそれは十分やったし。(これ、めっちゃ盲点だった..)

魂のビジョンが大きすぎて、「自分のやりたいこと」なんて実感はイマイチだけど、本当の望み、本当にやりたいことは?っていわれたら、森のオーケストラの方なんじゃないの?ってね。

(たぶんこのビジョンを降ろしているのは魚座にいる海王星意識で、わたしの射手座の太陽(=自我意識)とはスクエアをとっているので、まだ今の意識ではエネルギー的に自覚しにくいんですよね)
 
そんなわけで、数年ぶりに再会した大学オーケストラ時代の友人に

「Eちゃん、わたし実は、お、お、オーケストラつくりたいと思ってるの!
「あっはっは...!!あやちゃん、相変わらず発想がぶっ飛んでるよね〜!!」

なんてカミングアウトした翌日、ハローワークから突然電話がかかってきて

「あ、カウンセリングやってらっしゃった柏葉さんにピッタリの案件があるんですが、今から来れませんか?」

と呼び出されたのは、やっぱり(夢をカミングアウトすることで)ブロックを外したからなのかもな〜と感じていたのでした。
 
1つ1つの出来事自体に大きな意味はありません。
途中までうまく運んでも、当初のゴールとは違うゴールにつながることもあるし、全てが予定通りにいくことの方が少ない。

でもその1つの出来事を開けると、実は見えない領域ではそこから100通りの展開が用意されていて、今までは、そのうち30パターンの中から最高ルートを選ぶことしかできなかった意識が、制限を外すことで、50パターンの中から最高ルートを選べるようになる、ということは、十分あるんじゃないのかな、と。
 
そう考えてみると、やっぱり「今ここ」のインスピレーションを丁寧に行動に移すのみ、なんでしょうね☆

わたしの魂は、どんな目覚めの軌道を描くのかしら?