誰もが、命を燃やせる「何か」を探している

先日本屋に立ち寄った際、ホロスコープから魂の青写真を読み解くワークブックがふと目に留まり、なんとなく手にとった流れで購入してみました。

最初に開かれたのは「木星を活かす方法」のページでした。
これは今、木星意識を深めろってことかと思い、その流れでワークをしてみたところ、ちょっとひっかかるところが出てきてしまいました。

わたしの木星はネイタルチャートで蠍座の10ハウスに位置しています。
 
その本では、社会性を象徴する10ハウスに拡大を意味する木星があるなら、キャリアを拡大したり、地位を高めるにはどうすればいいだろうと模索し、探求することで、木星意識は拡大しやすくなりますよ、といった解釈が書かれていたのですが、なるほど、と思う反面、自分自身のことにあてはめると、どうもピンとこないことに気がつきました。

というのも、わたしは、自分のキャリアを拡大したいとか、地位を高めたいとは、全く思っていないことに気がついたのです。
あ〜これって自意識のブロック?と最初は思ったのですが、確かにそれも少しあるようなのですが、もっと深く内観してみるとちょっと違うんですよね。

欲していない。それは、望んでいないというよりも、その気になればすぐ手に入ることを内なる意識が知っている(knowing)というような感覚でした。なぜなら、全てはわたしの内側に存在しているからです。

このあたりで気がついたのですが、もしかしたら、意識がどこまで内向きであるのかによって、ホロスコープというのは解釈が変わってくるのかもしれませんね。

キャリアや社会的地位が自分の外にあるなら、確かに先の青字のような解釈になるわけで、それは決して間違っているわけではなく、むしろこの世界で魂の青写真を見つけやすくなる1つの実践的な意識の向け方を示唆しています。
ただ、わたしの魂の選択したルートは、全てが自分自身の内側にある世界なので、少し解釈が変わってくるようなのです。

そのあたりをふまえて、自らの蠍座10ハウスにある木星意識を解釈してみたところ、こんな風になりました。
 
"公の場所=10ハウス" "魂の情熱=蠍座" を具象化することで、そのエネルギーは "どんどん拡大し=木星"、爆発的なパワーを発揮する。そのエネルギーは他者をも感化し、巻き込み、みんなで1つの目標に意識を集結させるエネルギー的な共同体を作る。

なるほど。
こりゃあオーケストラつくりたいって思うわけだわ。

ワークブックでは、蠍座のキーワードの1つとして「わたしは欲する」というものが挙げられていました。その通りですね。
そしてこれは、わたしの意識においては「わたしは魂の望み(=欲するもの)に忠実である」ということを意味しています。

蠍座の支配星は冥王星。そのパワーは深い深いマグマのような情熱なのです。

わたしは魂の望みに忠実である。
わたしは、命を燃やせる「何か」を知っている(knowing)。
熱く自分を突き動かす「何か」を、わたしは知っている(knowing)。

わたしにとって、魂の望みに忠実であるとはそういうことなのです。

世の中、なんだかんだいって天職に憧れる人が多いのは、誰もが本当は、命を燃やせる「何か」を探しているからだとわたしは思っている。

オーケストラ、ドイツでの暮らし、人材コンサルティング、4ヶ月講座。
わたしの人生は、なんだかんだいって夢中になれることが多かった。それはちょうど、自分の魂にブースターがかかり、自分のエネルギーが全開放されるような体験だったと思う。
やっぱりわたしたちは、本当の自分自身を解放したいのだ。

今、この瞬間に夢中になり続けた時、そこに恐怖は存在しない。あるのは、今ここの永遠なる開放感だけだ。