以前主宰していた自己対話講座のワークで「自分にとっての1番を選びつづける」というものがありました。
日常生活において、二番選び、妥協、"なんとなくこれでいいや"というものをやめて、目の前の選択、1つ1つにおいて自分自身の「本当はこうしたい!」を見つけていくというものです。
日常生活でなんとなく妥協してしまったものを、そのままにしない。
仮に今は選択できなかったとしても、自分自身の内側ではいつも「あれ?わたしって本当はどうしたいんだっけ?」「あ、本当はこうしたいんだわ」という感覚に目覚めていましょう。
いつだって一番の望みにだけ純粋なパワーが宿るのだから、というものです。
ワークはとてもシンプルですが威力は絶大で、講座では、自分はずっと無難路線、二番選びの女だった、とフィードバックしてくれた方が多くいらっしゃいました。
わたしにとっては、どんな自己分析ワークより、日常生活こそがその人にとって自分を思い出す最高の舞台なのだ(=人は行動を通して目覚めていくのだ)と気づかせてくれた1件です。
このワークには続きがありまして、ずっと一番選びをしていくと、今度わたしたちはそのことに慣れていくのです。
そしていつの間にか、かつての「一番」が今の「ルーティン」になっていくのですが...
はい、その時の一番はその時の自分にとっての一番であり、今の自分にとっての一番とは限らないので、一度一番選びで新しいルーティンができたからといって、そこで終わりとは限らない、ということなんですよね。
自分自身の感性を呼び覚まし、日常生活をバージョンアップさせるために、新しいルーティン(土台)をつくることは大切です。
それがファーストステップになります。
しかし、一度そうして新しい環境を構築し、本当の自分を表現できるようになった後というのは、魂は大概、器を大きくするために新しい出来事(変化)をもたらします。
(自分自身の別の側面を癒していくために、目覚めのPDCAサイクルをもう一度回したがるのです)
そうすると、場合によっては新しい環境、新しい人との関係性において、新しいルーティンを構築しながら、自分自身の「本当はこうしたい!」という気持ちに目覚めていく必要があるわけです。
ずっと同じ環境にいられたら楽なんですけどね。
自分自身の様々な側面を癒していくために、変化は避けて通れないもの...というのが少なくともわたしの経験談です。