音楽が教えてくれたこと

先日、仲間内でカルテットの曲を選ぶ時に、メンデルスゾーン2番の曲が「いつかやりたい曲」の候補に上がったのですが、その時に

「この曲熱いよね...。みんなでやってるところすごく想像できるけど、若くないと情熱を燃やせない気がする。早めにやっておかない?」

なんて話をしていたんですね。
ところが、別の日に仲間が勧めてくれたメンデルスゾーン1番を聴いても、今度はあまり気が乗らない。そっちは全然熱くない穏やかな曲なのに。
なんだこの自己矛盾、と。

後になって気がついたことは「あ、そうか。わたし、自分の熱苦しい部分があまり好きじゃないんだわ」ということでした。

熱い曲弾いちゃうと自分のそういう部分が自然と引き出されてしまうので、それがイヤだったのね、と。

火のエレメントが多く、火星をライジングスターに持つわたしは、おそらく魂としてはかなり熱量の大きいタイプなのだと思います。

スイッチが入ると簡単にバーニングファイヤーできてしまうし、

これまで人生の半分は何かに情熱を燃やす人生だった。

そしてこの力を上手く自分で使いこなせないうちは、エネルギーが暴走して他人に対する物言いが強くなってしまったり、わたしの言葉に力がありすぎて場の空気を簡単に変えてしまったりすることがある。ボス感満載で、誰も怖くて意見できない(笑)

なので、わたしとしては「いやいや、もっとみんなの温度感読もうよ」「このままだと誰も友達いなくなっちゃうよ」ということで、そういう自分をなんとか抑えてきた部分があったのだと思います。

やっと最近になって

もういいかな、これがわたしだし(笑)

という感じになってきました。

火のエネルギーが暴走しない秘訣は、いつも気分良く在ること。そうすれば言葉はこれまでの力を宿したまま、みずみずしい喜びの生命力を帯びる。
 
そもそも自分の内の情熱を肯定できない内は、他者の情熱も肯定することはできません。何かに一生懸命になる人を他人事として見るようになります。で、わたしは今世、そういう生き方はいいかな、と思っているのです。(十分やった)

そしてもう1つ気がついたことは、自分のやりたいことにアップデートがかかっているということでした。
 
これまでわたしのやりたいことは、主に「自分という個人」にやらせたいことだったのですが、それが時々「自分と仲間」にやらせたいこと、この世界で実現したいビジョンになっていることがあるのですね。

この人はこういう性質だから、こういう役をやってほしい。この人は、こういう役がぴったり。そんな配役をふまえたやりたいことが降りてきたりする。

もちろんその時はそうとは気づかず、ただ「自分はこう感じる」という思いがあるだけなのですが、その時その時感じたことを素直に表現していくと、後になって「あ、こういうことだったのか」「こういう配役になってたんだ」と気がつくことがあるのです。

これからは、自分のやるべきことは何だろうと考えるよりも、今の自分自身にできるだけ嘘偽りなく存在することが、要なんだろうなと感じています。


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