セラピストの友人から今月末でサロンを手放すという話を聞き、先日遊びに行ってきました。活動はつづけるそうですが、今のサロンはもう手放すというお話でした。
最初はお菓子を持って行く予定だったのですが、ふと途中で花束も持って行った方が良いように感じ、結局、花束とカードも持って行きました。サロンがなくなるのは寂しいような気もしますが、彼女から頂いたメッセージには「今まで使ってくれてありがとう」という感謝の気持ちがたくさんつまっていて、寂しさを微塵も感じなかったのです。卒業をお祝いすべきことなのだろうな、と感じたのですね。
ところが翌日、あることに気がつきました。
わたしは基本、何をやるにしても内奥の承認が得られないことはやりません。なので、個人的な義理人情で何かをプレゼントすることはほとんどないのです。
ではなぜ花束を持って行ったのか。それは「なんだかそうすべき」と感じたからです。魂の声を感じて動いただけだったのです。
つまり、本当に花束を送りたかったのは彼女の魂意識(ハイヤーセルフ)。
彼女の意識が1つのステージを卒業するタイミングを迎えていることを、魂意識は知っていたのです(魂意識はワンネスですから)。それをお祝いする役が、たまたまわたしに回ってきたのでしょう。
これは「サロンを手放す」という選択が正解だった、というわけではありません。その結論を出すまでに内面的な課題をいくつか乗り越えているはずなのです。その自分と向き合うプロセスが、意識の内面的な成長をもたらした。友人は、自分自身の1つの課題を乗り越えたのでしょう。
魂(ハイヤーセルフ)からの合格通知はわかりやすいです。
あなたの個人的な葛藤、内面的な成長のプロセスを全て見守っていますから「ここまでよくがんばりましたね」という形で大々的にやってきます。(そういえば、わたしもメッセージカードに「卒業おめでとうございます」と書いたような...)
春分の日が近い今、皆さんのなかにも合格通知を受け取った方がいらっしゃるかもしれません。ステージクリア、おめでとうございます。あなたは見事に自分と向き合い、そして自分自身の課題をクリアしました。心からの祝福をお送りさせていただきます!
そして「合格通知こなかったよ〜」あるいは「不合格通知みたいなお知らせが来た〜」という方も、ゲームオーバーになったわけではありませんので、どうか気を落とさないでください。今の意識ステージはもう少しつづくというだけですね。
逆説的ですが、わたしたちは今の自分自身を認め、受け入れ、愛せるようになるほど、自分の偏り、アンバランスな部分がよくわかるものです。ここまで頑張ってきた自分を十分にねぎらい、春分の日を迎えましょう。
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