自信と才能

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自信とは「自分の外で起きていることよりも、内に起きてくることを信頼する力」のことです。

一般的に「自信がない」という時、わたしたちは、自己の内側で感じていることより、外で起きていることを信頼しているのです。

外とは現実、他者、出来事、そして思考と感情であり、内とは無の空間と、そこに差し込むインスピレーション、あふれでる情熱、内的感覚のことです。
自信のあるなしは自分への集中力の違いであり、意識の重きの置き場所が違うのです。

これまで自信とは経験がつくるものだと感じていました。
プレゼンに自信のなかった人が、場数を踏むことで自信を身につけていく。確かにそうなのですが、それは場数を踏むことで、人前などの慣れない環境でも今ここへの集中力が研ぎ澄まされるようになったからです。
 
集中力というのは本番=本気になりやすい環境で発揮されます。実際に体験することでぐっと発動されやすくなり、自分をマスターしやすくなるわけです。
思考や感情が自分の一部となりやすい状況では、自分への集中力を今ここへの集中力と置き換えてもいいでしょう。
 
人によって、これをやっている時だけは、今ここへの集中力が大きく発動されるという人もいます。その時、拡大した意識空間から沢山の情熱とインスピレーションがあふれ出し、周りの意識空間(他者の意識)を惹き付け巻き込みます。天賦の才というものです。
その自信におそらく力みはないでしょう。
意識の拡大は自然と起こって来ることであり、それは個人が大きくなろうとした結果、身につく力ではないからです。

ですがそれと同時に、集中力=意識の在りようは磨いていくことができます。今ここへの集中力を磨くことで、あなたの才能もまた磨かれていくのです。