魂の音色

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皆さん、どなたの音色が好きですか?
自分自身に今、必要な要素を奏でてくれるピアノに心惹かれると思います。


 
以前プロの音楽家の方から「世界にこんなに沢山のピアニストはいらないと思う」と聞いた気がするのですが、聴いている身としては、いろんな色の魂がいるから、みんなが自分を思い出すために色んな音色が必要なのでは?と思うのです。
みんなが自分の音(波動)を表現したら、この世界は魂の音色であふれてくると思うし、聴衆の意識が目覚め始めて本来の感性を取り戻したら、きっとみんな、今の自分に必要な音をまっすぐに聴きに行くと思うのです。
 
眠ってる時はほら、みんな自分に必要なものがわからないから、世界に何人かだけの圧倒的に上手い演奏でしか目を覚ませなかったんじゃないかな。
(ミシュランレストランに行列ができるようなイメージ?)
でもこれからは、自分本来の個性を思い出すために必要なものを、それぞれの人がそれぞれに取りに行く時代だと思うのです。
 
わたしは洗練された1番目、遊び心いっぱいの2番目、クールな7番目の演奏に惹かれました。わたしの魂は洗練されて、遊び心いっぱいで、クールな表現が好き。
  
でも思わず最後まで聴いてしまったのは9番目の辻井さんの演奏。
なぜ?不思議。何も感じないのに引き込まれる、と思ったら「演奏にエゴが入っていないので、かえって聴き手のエゴが浮き彫りになる。聴く人によって感じ方が違うのでは」というコメントがあって、共感していました。
(そういう意味では、最後、各国代表のみなさんの拍手がおぼつかないのもなんだか意味深に感じてしまう)
 
8番目のフジコ・ヘミングさん、わたしにはちょっと重すぎたのですが、心に重いものを抱えている時、人はたぶんこういう演奏に癒され、自分自身の思いを認めることができるんだと思う。
人に共感されると、自分を肯定してもらえたように感じますよね?同じ波動(振動)のものにふれると人の心は不思議と開かれるのです。たくさんの人の心に響く演奏だと思いました。

音楽って愛することを忘れてしまうと練習が「やるべきこと」になってしまって、大変なイメージでした。でも一流の人たちが演奏している姿を見て、この人たち本当に音楽好きなんだな、と感じたのはきっとわたしだけではないよね☆


 
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