自分に合わせる

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人間関係がうまくいかない時、というのは、どこかで相手に合わせています。

相手に合わせることと、相手に100%のYESを出すこと、というのは似ているようで異なります。

ここでは、意識の在りようを見つめてみましょう。

まず、相手に合わせるというのは、現実の中に合わせに行っています。フィルムの中に自ら入って行っているんですね。
でも実際のところ自分の意識の座標はそのままですから、あなたの本質は何も変わっていません。自分自身はそのまま、行動や言葉だけ相手に合わせに行っている(本質からズレに行っている)ので、同じだけの反発が起こるのです。

逆に相手に100%YESを出すというのは、「全てはあるがままでいいのだ」という映写機の位置(プレイヤー意識)に意識の座標を戻すこと、つまりフィルムの外に出ることを後押ししてくれます。
あなたの意識は変わります。すると映るものが変わるのです。無条件の愛を放射すれば無条件の愛が、「あるがままでいいのだ」を投影すれば「あるがままでいいのだ」が帰ってくるでしょう。

これには、相手と話しながらも自分に合わせつづけるという意識のレッスンが必要になってきます。相手に合わせるというのは、実は相手の行動に反応していますから、相手を通して自分のうちに起こってくる思考や感情に合わせているのだと思います。
 
わたしも気がつくとよくフィルムの中に入っている、つまり相手に合わせていることがあります。特に複数の人と一緒にいる時、そして家族と会話する時です。
これはグラウンディング不足、要は自分への集中力不足で、相手と意識の座標が違ったりすると話が噛み合わなかったり、反発が起こったりします。

エックハルト・トール氏は、家族関係について "共通の過去が多い人間関係ほど「いまに在る」必要も大きくなる。そうしないと、何度でも過去を再現して生きなくてはならないからだ" と書かれています。

人間関係のつまづきは、これまでの無意識の反応パターン、自分自身の過去を解体するレッスンなのだとみてみると、興味深いかもしれません。


♡ 自分に合わせるとは、思考や感情ではなく、内的感覚に合わせること